2021年2月1日
「ずっと羊飼いであった神」創世記連講[71]
聖書:創世記48章8〜22節 今朝私たちが注目するように導かれていますのは、ヤコブが二人の孫たちを息子たちと見なして授けた祝福の聖言そのものです。15〜16節です。 この祈りの中に私たちはヤコブが神さまの祝福について何を思い描き、期待をしていたのかを読み取ることができます。...
2021年1月29日
「全能の神を思い起こす」教会総会準備講壇④、創世記連講[70]
聖書:創世記47章27節〜48章7節 ヤコブの生涯が147年であったことがここで紹介されます。いよいよイスラエルにも死ぬ日が近づきます。いつ訪れるのか知らされずに迎える瞬間ですが、年齢を重ねたり、重い病を患ったり致しますと、そのときに備えようと心を用いたり致します。そしてそ...
2021年1月18日
「私が辿って来た年月」教会総会準備講壇③、創世記連講69
聖書 創世記47章1〜22節 「私の父と…彼らの所有するものすべてが、カナンの地から参りました。今、ゴシェンの地におります。」一族がエジプトのどの辺りに寄留するのかを考えた時に、最善だろうという候補地がこのゴシェンでした。一族にとって一つ大きく前に踏み出す瞬間です。これま...
2021年1月10日
「キリストがうちに生きて」[新年聖会礼拝]
聖書 ガラテヤ書2章15〜21節 ガラテヤ人への手紙は、元ユダヤ教の熱心な教師、使徒パウロによって書き送られた手紙の一つです。ガラテヤ地方とは地中海の北側の一帯を指します。そこには古くからフリギア人と呼ばれる先住民族が暮らしていたり、そこにケルト民族が移住してきたり、さらに...
2021年1月4日
「キリストのことばを豊かに」[年頭礼拝]
聖書:コロサイ3章12〜17節 2021年金沢教会の歩みのために年頭に頂きました聖言はコロサイ3章16節の特に前半部分です。 「キリストのことばが、あなたがたのうちに豊かに住むようにしなさい。」 この聖言を握って立ち上がるにあたって、いくつかのことに注目を致しまして、私たち...
2021年1月1日
「道を照らす聖言の光」[元旦礼拝]
聖書: 詩篇119:105〜112 「あなたのみことばは、私の足のともしび、私の道の光です」 この詩篇は聖書の中で一番、そしてダントツで長い章です。176節まであります。ただ、この詩篇の特色がその長さだけだと思っては余りにももったいない事です。この詩篇は最初から最後まで8節...
2020年11月21日
「旅の道中で神と出会う」創世記連講[68]
聖書 創世記45章28〜46章7節、26〜29節(46章全体) いよいよヤコブはカナンの地を離れてエジプトに下ることになります。ここで彼が再び「イスラエル」と呼ばれていることは決して偶然ではありません。彼個人としては神さまと格闘して祝福を得た経験を想起させる名前です。また将...
2020年11月14日
「心痛めず、己を責めず」[創世記連講67]
聖書:創世記45:1〜15(28) この章の中には3つの場面が順繰りに映し出されます。最初の場面は1〜15節、ここは大臣ヨセフの邸宅で、ヨセフがとうとう自らの正体を明かして兄弟再会が叶うところです。第2の場面はファラオの邸宅、ファラオと彼の家臣たちがヨセフと兄弟たちの再会を...
2020年11月7日
「申し開きのできない悔い改め」[創世記連講66]
聖書:創世記44章14〜34節 飢饉や食糧難は表面的な問題で、ヨセフの兄らの心と思いを煩わしている本当の問題は彼らのうちから湧き出る邪悪です。イエスさまもあるとき人々に諭しなさったことがあります。人の外側から入ってくるものが本当の意味で人を汚すのではない、と。人の内側から出...
2020年11月1日
「無罪とされる人たち」[創世記連講65]
聖書:創世記44章1〜13節 場面は先週に続いてヨセフの邸宅、兄弟全員が揃って食卓を囲み、疑心暗鬼になっていた兄たちも安心し皆が酔い心地になってくつろいだところまでお読みしました。ところがヨセフは管理人に指示を出し、支払われた銀貨はまた皆の袋に返し、今回はベニヤミンの袋にヨ...