2020年8月16日
「馳せ場の途上にいる私たち」
聖 書:ヘブル12:1〜3 昨年の教会創立記念礼拝の際に、このヘブル書12章2節をお開きして、70周年を迎えるにあたって神さまから頂きました聖言です、と紹介させて頂きました。また2020年の標語聖句としてもこのヘブル書12章2節の聖言を頂戴して歩み出しました。神さまはしばし...
2020年8月8日
「見えない力に囚われず」[創世記連講55]
聖書 創世記37章12〜36節 先週から私たちはヤコブの息子たちの中でもヨセフに注目して、創世記の新しいステージに読み進めました。前回は劇的な幕開けを見せて頂きました。ヨセフは純粋に悪を忌み嫌い、その一方では神さまがお見せになる夢・幻をそのまま見ることのできる人物であった...
2020年8月1日
「ヨセフ、夢見る男」
聖書 創世記37:1〜11 いよいよ創世記の学びも新しいステージに進み、ヤコブの息子の一人ヨセフに注目します。実に創世記の残りはずっとこのヨセフが歴史を牽引していきます。 第一回はヨセフの紹介です。彼はもう17歳、ユダヤ人の感覚ではもう立派な大人で、自分の仕事を持っていて、...
2020年7月26日
「歴史を編む神」[創世記連講53]
聖書 創世記35:27〜36:9 創世記には「〜の歴史」という表現が9回出てきます。ここには「エドムの歴史」と記されています。創世記は節目節目を大事にする歴史記録です。そしてその節目に神さまが何をお見せになろうとしておられるのかを悟るように私たち読者に迫るのです。...
2020年7月18日
「旅の、その先へ」[創世記連講52]
聖書 創世記35章1〜29節 ベテルへの御導きはディナの悲劇からの癒しの旅であり、同時に新しいステップへの歩み出しでもあります。そこで彼らはこれまで頼りにしてきた代物を全て土に埋めて決別し、神さまのみに従う決意を新たにします。「主は私の神となる」というかつての祈りの応えをヤ...
2020年7月11日
「神の民の痛み」[創世記連講51]
聖書: 創世記 34章1節〜35章1節 起きた事件は一つです。極めてショッキングな出来事です。しかし、同じ事件を二つの世界から見つめる記事だと言えます。つまりヒビ人シェケムの一族から見る世界と、ヤコブ一族から見る世界。そして驚くほどに異なる出来事に写っている。その様子を生々...
2020年7月4日
「明けの明星が心に昇るまで」
聖書 ペテロの手紙第二 1:12〜21 古代ローマの軍人たちは「メメント・モリ」を合言葉にしたと言われています。「死を覚えよ」という意味。軍人の覚悟を伺わせるフレーズです。ところがやがてこのフレーズは教会で囁かれるようになります(聖書には出てきませんが!)。教会はその誕生の...
2020年6月27日
「日々新たないのち」
聖 書:哀歌 5章1〜22 節 今年の上半期感謝礼拝をこのような形で守ることが許された恵みを感謝しなが ら、聖言に心を向けております。哀歌は、エルサレムの崩壊を嘆く預言者の歌 と祈りです。呆然と荒れ廃れた町を目の当たりにする預言者は(1章)、それが...
2020年6月21日
「さあ、旅を続けて」[創世記連講50]
聖書:創世記 33章1-20節 今日巷では父の日がお祝いされています。私たちが創世記で学んでいますヤコブも子宝に恵まれ、父親として、また1人の族長として確率していく様子を見せて頂きながら、育み給う神の恵みを学んでいます。今朝はそのヤコブが20年ぶりに兄エサウと再会を果たす場...
2020年6月13日
「神の顔、人の名」 [創世記連講49]
聖 書:創世記32 章22〜32 節 ヤコブはいよいよイサクの家のあるパレスチナ地域に辿り着こうとしています。 自分の一族と資産とをいくつかのグループに分けて、順繰りにヨルダン川を渡 らせ、最後に一番身近な家族、妻たちと子どもたちを連れて川を渡らせ、最後...