2020年7月26日
「歴史を編む神」[創世記連講53]
聖書 創世記35:27〜36:9 創世記には「〜の歴史」という表現が9回出てきます。ここには「エドムの歴史」と記されています。創世記は節目節目を大事にする歴史記録です。そしてその節目に神さまが何をお見せになろうとしておられるのかを悟るように私たち読者に迫るのです。...
2020年7月11日
「神の民の痛み」[創世記連講51]
聖書: 創世記 34章1節〜35章1節 起きた事件は一つです。極めてショッキングな出来事です。しかし、同じ事件を二つの世界から見つめる記事だと言えます。つまりヒビ人シェケムの一族から見る世界と、ヤコブ一族から見る世界。そして驚くほどに異なる出来事に写っている。その様子を生々...
2020年5月17日
「あなたの居場所へ」 [創世記連講46]
聖 書:創世記31 章1〜21 節 今朝お読みしました箇所を読み返しますと、ここに記されています記事 は、何が起きたかということもそうですが、それ以上に起きた事柄を誰がどの ように見ているか、ということが記されている場面だと言えることに気づきま...
2020年4月26日
「神の豊かな賜物」[創世記連講43]
聖 書:創世記30 章1〜13 節 この辺りの記事にはいくつか⼈道的に検討をしなければならないものが含まれ ています(重婚・奴隷制・⼥性蔑視等)。この学びではそれらに触れることはし ませんが、それらを回避したいからでなく、あくまで創世記が伝えようとする...
2020年3月28日
「神の祝福、人の祝宴」[創世記連講41]
聖書 創世記29章14〜30節 私たちは年度末の忙しさの只中におり、またまもなく新年度を迎えようとしています。期待と不安の割合は人それぞれですが、緊張感を抱きながら日々を歩んでいます。加えて昨今のウイルスの報道などで普段に増してストレスがのしかかっているのではないかと案じて...
2020年3月21日
「井戸を塞ぐ大石を転がす」[創世記連講40]
聖書 創世記29章1〜14節 私たちは受難節の中を歩んでおります。主イエスの受難、十字架、そしてよみがえりに思いを寄せつつ、イースターを待ち望む大切な時節です。昨今の騒動のために教会の営みがある程度制限されていますが、何とかイースターにはいつも通りに祝いたいと願っております...
2020年3月15日
「天の門、ベテル」[創世記連講39]
聖書 創世記28章10〜22節 ヤコブの生涯の中でもドラマチックな場面の一つです。神さまとの出会い、と言えます。 逃げるようにして実家を旅立ったヤコブ、確かにその行き着く先には祝福があると約束を頂いて出発しましたが、何せひとり旅です。しかもこの先の事柄が不透明、出口の見えな...
2020年3月8日
「祝福は次の次元へ」[創世記連講38]
聖書 創世記27:41〜28:9 今朝はいよいよヤコブの旅立ちの場面を御読みしました。 ヤコブはかつて兄から「長子の権利」を買い取り(この取引が有効かどうかは?ですが)、そしてさらにエサウに化けて祝福を全て引き継いで、あとは「時が満ちる」のを待つばかりであったはずなのです。...
2020年2月16日
「レホボテ〜広いところ」[創世記連講35]
聖書 創世記26:17〜33 先週に続けてイサクの生涯です。 ところで注解書や講解書を参考にしていて気づいたことがあります。創世記26章がよくスルーされているんです!アレテイアの黙想でもこの章がとんでましたし、遠藤喜信先生の創世記の講解集でも...
2020年2月9日
「井戸を掘り、名を付け〜百倍の祝福」[創世記連講34]
聖書 創世記26:1〜18 お久しぶりです、創世記!! ほぼ一年ぶりになります。ヘブル書の学びは旧約聖書とのリンクも深く、モーセ五書からの引用も数多くありました。何となく古巣に戻ってくるような懐かしさを感じながら連講の再開です。...