「光であられる神」[クリスマス礼拝(待降節④)]
聖書 第1ヨハネ1:1〜10
クリスマスのお祝いを申し上げます。
今年もご一緒にクリスマスのメッセージに耳を傾けて参りました。クリスマスはただ単にイエスさまが誕生された「誕生日」を祝うわけではありません。そのことで神さまの本当のお姿が私たちに明かされたことを祝うのです。神さまはこの世を、私たちをこの上なく愛しておられる。ご自身にとって最も尊いひとり子を差し出しなさるほどに(ヨハネ3:16)。神さまは雲の上で私たちの成り行きを眺めなさる方ではなく、私たちとともに住まわれる方、私たちに寄り添われる方だと教えられました(ヨハネ1:14)。神さまは私たちにいのちを与え給う方でした。朽ちない尊いいのち、「永遠のいのち」としか言い表せないいのちを与えてくださる方(第1ヨハネ5:11)。
そして今朝はこのお方が光であられる、ということについて長老ヨハネをとおして教えられました。何故「光」と言い表さられるのか、それは闇を照らすからだとヨハネは諭します。この世の闇、私たちの闇、私のうちに巣食う闇を照らす。ただ、それは私たちを責め、辱め、断罪するためではなく、むしろその闇から救い出すためだった、クリスマスの出来事はこのメッセージが広まり始める原点だったのです。何よりも私たちは、光であられる神を闇の中から眺めて終わるのではなく、闇から引き出され、光に入れられて、私たちの人生が変わる、だからこそ福音なのです。
今年のクリスマス、ただ単に楽しく、癒されて過ごしなさるのでなく、本当の意味で人生が本質的に変わるクリスマスとなりますように心からお祈り申し上げます。
そういう意味で、メリー・クリスマス!
※今年も24日の夕7時から教会でキャンドルサービスを開催します。光の祭典に是非お出かけください!皆さまのご来場をお待ちしております。