「旅する信仰者」[ヘブル書連講26]
聖書:ヘブル書11:23〜31
一週間空けて金沢に戻ってきました!今朝はインマヌエル綜合伝道団創立記念の礼拝でもありますが、ヘブル書の学びを続けて差し障りないと判断して26回目に進みます。昨日・一昨日は神学院のオープン・キャンパスでも『ヘブル書をかじってみよう』というような授業をしましたから、今週は随分ヘブル書に浸ったような印象です。
最初に講壇計画を立てた時は、11章は大体4回程度にまとめて、「信仰の旅人(1)」「信仰の旅人(2)」的な題名で落ち着かせるつもりでいたので、それが尾を引いて今朝は「旅する信仰者」となってしまいましたが、もしかすると説教の内容とうまく噛み合わなかったかもしれません。確かにモーセといえば荒野の「旅」というイメージですが、実際この列伝で挙げられている7つの「信仰によって」のほとんどは「旅」に直接言及していない!最初は父母の信仰ですし、2〜4はエジプトから出るまでのことです。かろうじて五つ目が紅海渡河ですが、6つ目などは厳密に言えばモーセの死後、ヨシュアの記事ですからね。確かに「彼は死にましたが、その信仰によって今もなお語っています」という世界も描かれていますがねww(11章4節)。7つ目もラハブの記事ですから、時系列からいえばポスト・モーセなんですよね。
それでもいいのです。モーセは信仰によって恐るべきものと、恐れるに足らぬものを見極めて前に進んだのです。私たちも同じ確信を抱いて日々を進むことができる。ともに前進しましょう!