「その名はインマヌエル」[待降節④]
マタイ福音書1章18〜25節
皆さん!クリスマス、おめでとうございます!
教会によってはクリスマス礼拝はあくまで12月25日の朝に捧げるのですが、私たちのところではアドベントの第四日曜日に合わせてクリスマスをお祝いしています。
今年はクリスマス・ストーリーの王道、マタイ福音書からお読みしました。マリヤが「聖霊によって身ごもった」というところがまた印象に残ります。ともすると何か神妙な心霊現象が起きたとか、あるいは救い主の誕生に「箔をつける」ために加えられた伝説か、といぶかし気に眺めてしまったりするところかもしれませんね。
正直、自然科学で説明せよと言われても困るところです。「聖書は自然科学の教科書ではない」と言い張るのがせきのやま(一理あるんですけどね)。ただ、聖書を読んで頂くと思いの外「聖霊によって/御霊によって」というフレーズが頻出します。これは「神さまが直に関わって下さって」という意味なんです。聖霊によって考えや心を変えたり、聖霊によって旅先を決めたり、聖霊によって預言をしたり、そしてクリスマスには聖霊によって身ごもって。つまり、ここで私たちが感心すべきなのは、この出来事が超自然的な現象だということではなくて、神様が直に関わって下さっているできごとだ、ということなのです。イエスさまが来られると神さまが私たちの歩みに直に関わってくださることがわかる!それで「インマヌエル」=「神が私たちとともにおられる」となるのです。
そんなことを改めて思い巡らせながら礼拝を守りました。明日はいよいよキャンドル・サービス!皆さん是非お誘い合わせの上おでかけください。お待ちしております。